本当においしいいくら

いくら。割と好きな食材だ。ただ単独では食べることがない。代表的な例としては寿司の軍艦巻きや、手巻き寿司、散らし寿司の具。それにオードブルのクラッカーに乗せたり、彩りで散らしたり。寿司屋に行くとだいたい、いくらの軍艦巻きを食べるし、散らしの寿司の具で乗っているとちょっとうれしい。スーパーのお惣菜コーナーで売られている寿司もいくらの入ってる物をチョイスして買ったりしていた。でもきっと今まではなんとなく好きという存在だったと思っている。理由としてはけっこう当たりハズレがあった可能性がある。むしろハズレばかりだったのかもしれない。人工のいくらの作り方が以前テレビでやっていた。よくは覚えていないがあのいくらの膜も中身も全て化学で作れるのだ。そしてたまにスーパーの安い軍艦巻きや散らし寿司を食べた時、その人工のいくらに出くわす。それはすぐに分かる。ナイロンがはじけるような感触。本当のいくらは膜にねっとりとしたぬめり気があるし形も綺麗な丸じゃない。でも人工と天然の違いを知っていながらもいくらとはこんなものだろうと今まで食べていたが、つい最近、本当においしいいくらというものに出会った。宅配サービスでなんとなく買った回転寿司セット。いくら、マグロ、イカなどセットでけっこうな値段がしたのに中身は驚くほどの微量で、『こんなだったらスーパーでお刺身の盛り合わせ買ったほうがよかった』と夫に言ったら笑っていたが、食べてびっくりです。そのいくらは今まで食べたどのいくらよりおいしかった。一粒でも存在感がすごく塩気があってほんのり甘いのだ。今まで食べていたいくらは全部偽物かと後悔した程だった。やはりいい物を食べてから食材を語らないといけないと反省した。

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